シャンプーやボディーソープなどの詰め替え容器を利用してシャンプーやコンデショナーやボディーソープなどを利用している人は多いのが現実です。

ほとんど中身が無くなった容器をさっと水洗いして、すぐに次のリフィルを入れている場合、水ですすぐだけでキレイな状態になったと思いがちですが、実はこの水分が曲者です。その水分の中にどれだけ細菌がいるかご存じでない方が多いです。

その危険性が認識されて以来、多くの公共の場から液体の緑色の石鹸が姿を消しつつあるのは、その補充の手間を行政が惜しんでいるわけではなく、衛生面で問題があるからという理由からです。その代わりに病院など衛生管理の行き届いたところでは除菌ジェルなどのポンプが置かれていることが多くなりました。

水でそそぐだけではなぜだめかというとその水分に既に常在菌と呼ばれる菌類は必ず存在します。常在菌とは、その名の通り常に人間環境の周囲に存在する菌類です。多くの人にとって大した病気を引き起こすことはありませんが、免疫力が衰えた人や体の弱い乳幼児や高齢者には時に害になる場合があります。

シャンプー類などお風呂場はカビや菌類の格好の住みかです。目に見えるカビは掃除で除去できますが、まだそこまで育っていないカビ・菌類が多数お風呂場には存在すると思って差し支えないでしょう。常在菌以外の菌も紛れ込む余地があるのがお風呂場なのです。

水で洗わずにそのまま、リフィルを継ぎ足す場合も、その際に常在菌が混入する可能性があるので決してお勧めできる方法ではありません。健康で、若くて、子供がいなくても、ネイルなどで爪に負担がかかっている方の場合や、主婦湿疹などで手にトラブルを抱えている場合、常在菌の中の緑膿菌が繁殖してしまい、爪など緑膿菌が好む酸素が届かない場所にはびこって爪が緑色に変色してしまう可能性が否定できないと専門家は言います。

やっぱり、キレイになるためのお風呂です。ボディーソープもシャンプー・コンデショナーも、清潔に保ちたいものです。そのためには、各種類ごとに容器を2本用意し、1つ使ったら、洗って完全に乾燥させる間にもう1つの容器を使うという方法がおススメです。

体に使うものならともかく、詰め替え用の醤油やなど口に入れるものは必ず洗浄後、よく乾燥させた容器に移して使用するようにしましょう。



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