韓国人は褒め上手。ちょっと韓国語を話しただけなのに、「うわ~、上手!」と、
喜んでくれるんですよね。お世辞…なんでしょうけれど、心の底から感心してくれ
ている、喜んでくれているような気もします。

 ところで、「お世辞」の韓国語は、

 「빈말」(ピンマル)-お世辞、社交辞令、口先だけの言葉

 この「빈」の部分に注目。これは、「비다(ピダ/空である、空虚だ)」の過去形です。
そこに「말」がついて、「빈말」。そう、空っぽの言葉のこと。心底そう思ってないのでは?
というセリフのことを言います。

例:빈말이라도 고마워요.
 (ピンマリラド コマウォヨ/お世辞だとしても、ありがたいです)

  빈말이라도 좋아요.
 (ピンマリラド チョアヨ/お世辞だとしても、いいです)

 さてそこで、この「빈」は、割とミソ的存在というか、ふと重要な場面で存在感を
発揮!しているのです。名脇役、といったところでしょうか。その代表的単語を
あと2つお届けします。

 「빈손」(ピンソン/手ぶら) 

例:빈손으로 와서 미안해요.
 (ピンソヌロ ワソ ミアネヨ/手ぶらで来ちゃってごめんなさい)

 これは、たとえばお友達の家に遊びに行くときに、時間がなくて何も買って行け
なかったようなときに使えますね。

 「빈차」(ピンチャ/空車)

 これは、旅行で韓国を訪れると大抵の人が乗るもの。そう、タクシーによく見る
表示ですね。

 ピンつながりで、単語が3つも覚えられました!


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