先日、子供の小学校で、「SNSはコミュニケーションが取りにくいから
気を付けよう」というような資料が配られました。
例として、以下のようなやり取りが挙げられていました。
A:明日、行こうと思うんだ。
B:なんで行くの?(どうやって行くの? と交通手段を尋ねている)
A:……。(なんであんたが行くんだ、と責められたと思い、返信できなくなる)
文字でなく会話だったら瞬間的なやり取りができるので、深読みする間もなく、
「え?なんで、って、行っちゃだめ?」
「いや、そうじゃなくてさ、どうやっていくの?チャリ?バス?」
「あ、ああ、そういうこと。チャリだよ」
というやり取りができるのかもしれません。
日本語の「なんで」は確かに曖昧。難しいですね。
韓国語の場合……、
(交通手段を尋ねる)
뭐 타고 가?(ムォ タゴ カ?/何に乗って行くの?)
어떻게 가?(オットッケ カ?/どうやって行くの?)
(なぜ、と言う)
왜 (네가) 가?(ウェ (ネ(ニ)ガ) カ?/どうして(あんたが)行くの?)
と、はっきりしているので誤解することはないでしょう。
本来なら、「なんで行くの?」と発信する側も、
「誤解される可能性がある」ことに気づき、別の言い方にできるのが
理想なのかもしれませんが、言葉について深く意識したことがないと
難しいのかもしれません。
何気ない一言、気のおけない相手でも、言葉選びは
気を付けなければなぁ、と、思った事例でした。
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- <コンテンツ提供:アイケーブリッジ外語学院>
「言葉を知り、文化を知り、人を知る」をモットーに、東京・虎ノ門で韓国語講座を開講。「趣味の韓国語」、「シゴトの韓国語」などのクラスから実践的な通訳や映像翻訳の技術が学べる講座まで、あらゆるレベル、ニーズに応えています。
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