日本語が堪能な韓国人の日本語の中で、たまに違和感を覚える
フレーズがいくつかありますが、その一つが、

「そうでなくても」

韓国語が分かると、分かるんです。これは韓国語の、

「그렇지 않아도」(クロッチアナド)

なんですね。例文としては、

그렇지 않아도 지금 가려던 참이었어요.
(クロッチアナド チグm カリョドン チャミオッソヨ
/そうでなくても、いま行こうと思っていたんです)

というふうに。

来てよ、と言われ、ああ、言われなくてもそのつもりだったのよ、
というシチュエーション、ということは分かりますね。

このクロッチアナド、韓国語で聞くと自然なのですが、
会話の中の日本語になると、なんというか文語的な、
少しだけ仰々(ぎょうぎょう)しい感じになるような気がするんです。

そう、韓国語ではよく使われるフレーズのため、
この日本語を、韓国人からよく聞くんですよね。

じゃあ、日本語だったらどう言うのが自然か。

「いずれにしても?」「どのみち?」

うーん、私としては、

「あ、いまちょうど私も行こうと思ってたんです」

これで充分なのかしら。自然な言い回しを探す作業はなかなか面白いです!



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