先日、電車に乗ったときのこと。長距離的な電車だったので
ボックス席(2人が対面式に座る席)でした。
電車は比較的空いていて、ひとりで座っていたら、若夫婦と
3歳くらいの女の子がやってきました。当然みんなで座ると思ったら、
お母さんと子供だけが座り、お父さんは通路に立ったままでした。
아빠 앉아요!
(アッパ アンジャヨ/お父さん座って!)
韓国人旅行者のようでした。
でも、私が韓国語を聞き取れることはわからないでしょう。
언니를 차면 안 돼.
(オンニルr チャミョン アンドォエ/お姉さんを蹴っちゃダメよ)
お母さんは、子供がはしゃいだり、お父さんに座れと言ったりと、
席のところで動き回るのを常に制止したり、私に気遣っているようでした。
気遣う、というのは私にぶつかることを気遣うだけではありません。
気づきましたか?オンニですよ、オンニ。日本語のおばさんと
韓国語の(アジュンマ/おばさん)は、関係性やシチュエーションによっては
必ずしもイコールではないですし、ここでは、
아줌마를 차면 안 돼.
(アジュンマルr チャミョン アンドォエ/おばちゃんを蹴っちゃダメよ)
と言ってもおかしくないと思います。
海外旅行でパーソナルスペースを守ろうとするところ、
おばさんではなくオンニと言うところが、なんだかとても新しい、
韓国の若者の感覚のような気がしました。
オンニと言われたことに良い気になっているわけではありませんが、
悪い気がしないのも確かです(笑)。
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