記事が目に飛び込んできました。それは、「「八幡製鉄所」の名前消える
」 。
日本製鉄の国内製鉄所再編にともない、名称が変わるそうです。
ちなみに、八幡製鉄所は、ユネスコ世界文化遺産です。
私が読んだ記事は上記のリンク先の記事ではなく、全国紙の経済面でしたが、
そこに、こう書いてありました。
「明治時代の工業発展の象徴として教科書にも登場する」
そう、この「教科書にも登場する」がポイント。義務教育で教えられるという
ことは、八幡製鉄所の名前や存在は常識として日本人が知っているということ
なんですよね。
なので、私は自分の名字について、「漢字でどう書きますか?」と聞かれると、
「八幡製鉄所の幡に、野原の野です」 と答えていました。たいていの人は
「あ、はいはい」と理解してくれました。
しかしここ最近……、「この例え、古くないか?通じない人が出てきそう」と
思っていたところ……!
名称変更……。教科書から消えてしまうんですね(泣)。
八幡製鉄所と合わせ、「八幡宮(はちまんぐう)の、幡です」と説明することも
ありますが、同じ読み方でないので、気に入らないんですよ。
ああ、これからどうしよう。かたくなに八幡製鉄所を使って旧世代丸出しで行きますかね。
皆さんは、名字の漢字を説明するとき、どんなふうに説明しますか?
拙著『シゴトの韓国語 応用編
』では、第二章で韓国人が自分の名前を説明するときや
こちらから尋ねるときのコツを紹介していますが、同じ苗字が多い韓国人の場合、
そのパターンは限られるので、いくつかマスターしたら使い回すことができますね。
以下、第二章本文より。
A:저는 전재용입니다. 저한테 보내 주세요.
(チョヌン チョンジェヨンイmニダ チョアンテ ポネ ジュセヨ
/私はチョンジェヨンです。私に送ってください。)
B:정...?
(チョン…?)
A:아니요. 정이 아니라 전, 니은받침입니다.
(アニヨ チョンイ アニラ チョン ニウンパッチミmニダ
/いいえ、チョンではなくてチョン、ニウンパゥッムです)
いかがですか?こんなに簡単に説明できるのに、このコツを知らないと、
聞き取りにくいパッチム発音の応酬に展開してしまいがち。
まさに「コロンブスの卵」といえましょう。
本文はこの先、「재용」の綴りを説明する方法に展開します。 『シゴトの韓国語』は
上記の応用編、基礎編
ともに
、2013年の1刷りから6年経ち、今年4月に2刷りが
出ました。時代は変わっており、少し修正も加わりましたので、ぜひお手にとって
いただければと思います!
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「言葉を知り、文化を知り、人を知る」をモットーに、東京・虎ノ門で韓国語講座を開講。「趣味の韓国語」、「シゴトの韓国語」などのクラスから実践的な通訳や映像翻訳の技術が学べる講座まで、あらゆるレベル、ニーズに応えています。
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