東京オリンピックの聖火リレーがスタートしました。 オリンピックは開催の方向で
進んでいますが、 世界的なコロナウイルス感染状況を見ると世論は複雑なようです。

開催自体に不安な声が上がるのは仕方がないこととして、1, 2か月前、週末朝の
報道番組でコメンテーターが言っていたのですが、「 開催するのも、はたまた
やらないとするのも、どちらにしても茨(いばら)の道ですよ」 と厳しい口調で
言っていました。ほんとうにそうだと思います。

私は経営者という立場上、 大なり小なり物事を決めるということが日常茶飯事です。
難しい決断をして、 どちらかを選択した以上は責任を取らなければいけなかったり、
あとで違う選択をすべきだったか?と思っても、 対外的に言えなかったり、
それでもやらなければいけなかったりすることがあり、 規模はまったく違いますが、
このようなオリンピックの状況を見ると、 このような中でも推進していかなければ
いけない人たちのことをまず考えてしまい、 いたたまれなくなります。
○○さん、聖火ランナー辞退、なんて報道を見たり、 やめるべきですよ!と批判の
声を聴いたりすると、 なんだか自分が責められているような気分にまでなってしまうほど 。

当事者でない人たちは好きなことを言えますが、 いろんな当事者がいて、
それぞれがいろんな過程を経ていまに至っているので、 そんな簡単には
ことを運ぶことはできないと思うのです……。ああ、 大変なことです。

いま開催の方向で進んでいるのであれば、ひそやかに、 なんらかの方法で
関係者の皆さんを応援しようと思っています。 まずは保持しているオリンピックの
チケットを払い戻しせずに、 チケット収入に回るよう願うことくらいですが…。

韓国でも聖火リレースタートが報道されています。

도쿄올림픽 성화봉송, 오늘 후쿠시마에서 시작
(トキョ オrリmピk ソンファ ポンソン オヌr フクシマエソ シジャk/
東京オリンピック聖火リレー 本日福島からスタート)
(テレビ朝鮮HPより)

聖火リレーの韓国語は、「성화봉송(ソンファ ポンソン/[聖火奉送])」

「奉送」は、私たちにはなじみのない言葉ですが、 韓日辞書によると、
「貴人・目上の人などを謹んで見送ること」
「英霊・遺骨などを丁重に送ること」
とあります。

このような気持ちをもって、走る人を 応援していきたいと思います。



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