ここ数週間で、一気に世界が不穏な状況になりました。当校は韓国語以外に
中国語、ロシア語の講座を実施しているので、その国々に関して悪い報道が
なされる度に、気遣いの言葉をかけていただくことがあります。

良くない報道を見て、「〇〇という国はけしからん」となる気持ちはよく分かり
ますが、それとは別で、隣国であるが故、それらの国々と仕事であったり、
国際結婚をしていたりいて、深い縁を持つ人々が大勢います。

これらの人々は普段、「けしからん」となる状況を避けるために大なり小なり
何かしらの努力をし、でも、報われなかったり、心ない言葉をかけられたりして
傷つくこともあります。

3年前に家族を連れて韓国を旅行したとき、ちょうど日韓関係が良くない
ときだったのですが、あるタクシーの運転手さんが、

어느 나라나 시민은 똑같은데.
(オヌナラナ シミヌン トッカットゥンデ/どの国も、市民は一緒なのに)

と話していました。日本に対し、悪い感情を持つ韓国人もいるが…
という話のあとに続く一言だったのですが、なんだか救われる思いがしました。

どの国も、市民は目の前の幸せだけを願っているのに、どうしてこうなって
しまうのか……。

隣国との友好のために働く私たちは、何があっても縁を絶やさず、市民の
幸せのために、働いて行きたいと思います。


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