中学生の我が子たちは「~んじゃね?」(語尾が上がる。~じゃない?の意味)
という語尾でよく話しています。いちいち咎めはしないけれど、あまり好きでは
ないですね……。
そんな中、同様に気になる言葉がありました。それは、「フツーに」。
「(このタレント)フツーに可愛くない?」
「(あの子)フツーに頭良いんだよ。」
程度を表す副詞があるとして、程度が大きい方は「とても」。反対は「あまり
(~でない)」などがありますが、その真ん中なら、「フツー(普通)」は
要らないのでは!?とずっと疑問に思っていました。
「(このタレント)可愛くない?」
「(あの子)頭良いんだよ。」
で良いではないか!?
あるとき、ふと気が向いて、子供たちに聞いてみました。
「ねえねえ、フツーにって、普通なら言わなくても良くない?どういう感覚なの?」
そうしたら!
「人は可愛いと言っていなかったり、イマイチかなと思っていたけれど、
意外と可愛いな、と思ったりしたときに使う」
と言うではありませんか!?あれ、この感覚、どこかで、どこかで……
韓国語にもあった!私、メルマガに書いたことあるぞ。
検索したら、出てきました!Wow!Koreaさん、ありがとう!
(註:Wow!Koreaさんのサイトには当メルマガの
アーカイブがほとんど貯蔵されています。)
(Wow!Koeraさんの)
第358号(2011/5/26)
「ウングニ……が言ってみたい」
第359号(2011/6/2)
「’ウングニ’ は、’何気に’だった!」
ということで、上記の内容から例文をピックアップすると、
「이게 은근히 어렵더라고요」
(イゲ ウングニ オリョプトラゴヨ/これ(何気に、フツーに)難しかったんですよ)
「그 분 은근히 예쁜 것 같아요」
(クブン ウングニ ィエップンゴッ カッタヨ
/その方(何気に、フツーに)綺麗なようです)
なんと、10年以上前に韓国語の「ウングニ」は「フツーに」と分析していたのでした!
世紀の大発見をした気分でしたが、記憶力も定着力もないですねぇ。複雑な気分になりました。
「フツーに」を「ウングニ」の意味で使っている世代は
どれくらいなんでしょう。30代までくらいでしょうかね…。
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「言葉を知り、文化を知り、人を知る」をモットーに、東京・虎ノ門で韓国語講座を開講。「趣味の韓国語」、「シゴトの韓国語」などのクラスから実践的な通訳や映像翻訳の技術が学べる講座まで、あらゆるレベル、ニーズに応えています。
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