昨年末、韓国語の受講生・出身生対象の年末イベントをオンラインで実施しました。ウォームアップのクイズ大会から始まり、映像翻訳講座の先生方の座談会、スピーチ大会、
翻訳大会(韓日翻訳部門、映像翻訳部門)と盛りだくさんの内容でした。

韓日翻訳は、今年は韓国の書籍の翻訳にチャレンジしてみてほしく、当校の先生にご尽力いただき、韓国人作家ソ・スラン氏の『마흔에는 재미있게
살아야지』(文章・絵。弘益出版メディアグループ)を韓日翻訳の課題文として設定させていただくことになりました。

審査は、韓日翻訳家として’今をときめく’岡崎暢子氏にお願いすることができました。イベント当日はソ・スランさんもご参加いただき、岡崎暢子さんからは講評のビデオメ
ッセージもいただき、翻訳大会にエントリーされた方々だけでなく、参加者みんながその話に引き込まれる…貴重な体験となりました。

ソ・スランさんが私たちに当日寄せてくれたメッセージの中で印象深かったメッセージは、

나의 언어의 한계는 곧 나의 세상의 한계이다.
(ナエ オノエ ハンゲヌン コッ ナエ セサンエ ハンゲイダ/自身の言語の限界は、すなわち自身の世界の限界である)

です。これは哲学者のウィトゲンシュタインの、「The limits of my language mean the limits of my
world.」というメッセージ、とのことでした。

語学を学ぶ私たちを勇気づけてくれるこの言葉。とても感動しました。

言葉を学ぶことは、自身の世界を広げること。これからも外国語の学習を頑張ろう、頑張る人を応援しよう。どんなにAIが発達して翻訳機が性能良くなっても、自身の言語と
して、世界を広げるために言葉を学び続けたいと思いました。

それでは、また来週お目にかかりましょう。

감사합니다. 안녕히 계십시오.


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