先週、私が延世大学の構内で、韓国人からあるひとことを“言われた”という
お話しをしました。

 「母から早く結婚しろと言われた」
 「後輩からアニキと言われた」

 会話にとても頻繁に登場する言い回しです。

 さてそれを韓国語に置き換えるのは、実はちょっと悩ましいのですね。
例えば上記の2つの文章、

 「어머니한테 빨리 결혼하라고 말...말...」
(オモニアンテ パrリ キョロン ハラゴ マル・・・マル・・・/
お母さんから速く結婚しろと言・・・言・・・)

 「후배한테 형이라고 말...말...」
(フベアンテ ‘ヒョン’イラゴ マル・・・マル・・・/
後輩から‘アニキ’と言・・・言・・・)

と、「言われた」の部分でどうしても詰まってしまうのです。さて、どう言えば良い
のでしょう。

そのときは、最初から変えてしまうのがもっとも「韓国語らしい」表現になります。

 「어머니가 빨리 결혼하라고 했어요.」
(オモニガ パrリ キョロン ハラゴ ヘッソヨ/お母さんが早く結婚しろと言いました)

 「후배가 나를 형이라고 했어.」
(フベガ ナルr ‘ヒョン’イラゴ ヘッソ/後輩が俺を‘アニキ’と言った)

 このように「○○から」ではなく、「○○が」と、完全に主語にしてしまうのですね。

 また、「それ、私よく言われるのよ」というようなときは、こんな風に言います。

 「그런 말 많이 받아요.」
 (クロン マル マニ パダヨ/(直訳)そのような言葉を多くもらいます)

 「다들 그렇게 해요.」
 (タドゥル クロッケ ヘヨ/みんなそう言います)

 いかがでしょう?
あっ、そうだったのか~。と思ってくださる方がいらっしゃれば嬉しいです。



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