日本語と韓国語。いくら似ているとはいえ、「この言葉、日本語にないんだよな~」、
「この言葉、韓国語にないんだよな~」、という言葉はたくさんあります。

例えば、私達が普段何気なく使っている「待ち合わせどうしようか?」というフレーズ。
これを韓国語で言おうとすると、

「어디서 만날까요? 몇 시에 볼 수 있어요?」

(オディソ マンナルカヨ?ミョッシエ ポルスイッソヨ?
/どこで会いましょうか?何時に会えますか?)

と、「どこで会おうか」「何時に会おうか」の両方を言わなければいけないのですね。

「待ち合わせ」・・・なんて便利な言葉なのでしょう。


一方、私が常日頃「あ~これ、日本語にもあったらいいな」と思う表現は、
「정신이 없다」(チョンシニ オプタ)です。

直訳するとズバリ「精神が無い」という意味ですが、辞書には、「(忙しかったり
うるさかったりして)ぼうっとしている、正気でない、何がなんだか分からない」と
書いてあります。この表現、韓国人がとってもよく使うんですよね。

例えを挙げると、

●忙しくてずっと連絡ができなかったときの言い訳として

미안해요. 그 동안 너무 바빠서 정신이 없었어요.
(ミアネヨ。クトアン ノム パッパソ チョンシニ オプソッソヨ/
ごめんなさい。この間あまりに忙しくて〔ぼうっとしていたんです〕)

●うっかりして失敗をしてしまった!それを指摘されたとき。

어머! 제가 정신이 없었네요.
(オモ!チェガ チョンシニ オプソンネヨ/あら!私、〔正気じゃなかったですね〕)

こんな感じですね。日本語訳がイマイチ・・・なのですが、ズバリ相応する言葉・表現が
ないので、仕方がないでしょう。

この言葉、日本語にもあったらいいな、韓国語にもあったらいいな、そんな言葉を
挙げてみて、どうやって言ったらもっとも近いか、そんなことを考えるのも良いトレーニング
となりましょう。





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