仕事のアポイント、待ち合わせなどで数分でも遅れてしまったとき、日本の人が決まって
言うひとことですね。会話の要にはならないけれど、さりげなく言いたいひとことです。
その昔、私は「お待たせしました」の韓国語を知らず、いつも、
「늦어서 죄송합니다.」
(ヌジョソ チェソンハムニダ/遅れて申し訳ありません)
と言っていました。
しかし、場合によっては使えないこともあるんです。例えば、先方が予定より30分早く
来社したときなどは、別にこちらが遅れた訳ではないですよね。そんなときはやはり、
「お待たせしました」なのです。
さて、その「お待たせしました」は、どう言ったら良いでしょう。それは、
1.「기다리게 해서 죄송합니다.」
(キダリゲヘソ チェソンハムニダ/お待たせし、申し訳ありません)
2.「많이 기다리셨지요?」
(マーニ キダリショッチヨ/結構待たれましたよね)
などが良いでしょう。
1.は、「기다리게 하다」という表現がポイントになるでしょうね。
「-게 하다」という表現は、「~するように、する」→「~させる」となります。
例文をひとつ。韓国ドラマなどのワンシーン。会うことを禁じられているカップルが
いるとしましょう。
「아버님, 민수씨 만나게 해 주세요.」
(アボニム ミンスシ マンナゲ ヘジュセヨ/お父様、ミンスさんに会わせてください)
「만나게 해 주세요.」→会うようにしてください→会わせてください
「-게 하다(~させる)」は、知っていて損はない言い回しといえましょう。
さて、友達同士の場合です。友達にはこんな一言を。
「미안해. 많이 기다렸지.」
(ミアネ。マーニ キダリョッチ/ごめん。結構待ったでしょ)
ちなみに私の韓国人友人の一人は、「韓国人はちょっと遅れたくらいじゃ謝らない」
と言っていましたが(笑)、まぁ、人それぞれでしょう。是非使ってみてください!
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「言葉を知り、文化を知り、人を知る」をモットーに、東京・虎ノ門で韓国語講座を開講。「趣味の韓国語」、「シゴトの韓国語」などのクラスから実践的な通訳や映像翻訳の技術が学べる講座まで、あらゆるレベル、ニーズに応えています。
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