前々回の「豚の鼻」に引き続き、また密かに「へぇ~」と思った言葉があったので、
今回も生活用語をお届けしたいと思います。
ただいま韓国・延世大学の言語教育院の夏のプログラムに参加しています。
研修は全体の講義あり、班に分かれての講義&実習&発表等もあります。
班毎に班長さんを選出するのですが、私の所属する班の班長さんはまさに姉御肌。
パリッと仕切ってくれて、面倒見も良いのです。
その班長さんが今日、全員にアイスを買ってきてくれました。
「わーい、班長様(반장님/パンジャンニム←ここももちろん’様’付き)!ご馳走様です!」
とアイスを一口ほうばると、これまた面倒見がいい班長様が、こう言いながら私達の
周りを周回しだしました。
「껍데기, 껍데기~(コプテギ、コプテギ~)」
その動作でアイスの袋(ゴミ)を集めているということが分かりました。
日本語だったら「ゴミ入れて~」となるので、「쓰레기(スレギ/ごみ)」と言いたくなるのですが。
もちろん、「쓰레기(スレギ/ごみ)」でも間違いではないのですが、なるほど、
貝や栗の殻や、カバーのことを指す「껍데기(コプテギ/カラ)」をこういう風にも使うんですね。
ちなみに私達の班の人気アイスは「호두맛(ホドゥマッ/くるみ味)」アイス。中にくるみが
入っていて、とても美味しいです。韓国にいらした際に、是非食べてみてください!
昨日ある知人が韓国にやってきたのですが、理由を聞いて驚きました。
クォン・サンウの主演映画「神父修行(신부수업)」の舞台挨拶を観るためとのこと。
一緒に来韓した方も、イ・ビョンホンの主演映画「誰にも秘密はある(누구나 비밀은 있다)」
が目当てとのことでした。
本当に、彼女達の行動力には脱帽です。
映画を観るために海を渡る(もちろん他にも目的はあるでしょうが)。
日本と韓国が近いからこそ成せる技でもありますね。
先週私も日本からの客人の案内で、日本で数ヶ月前に公開され話題になった
映画「実尾島(シルミド)」の舞台である、実尾島まで行ってきました。
仁川空港から割りと近くにあります。
実尾島まではその手前の舞衣島(ムイド-ドラマ「天国の階段」の舞台として有名)
から、一日に数時間の干潮時間を利用して歩いていくのです。
「道ができる」「少し濡れるらしい」とだけ聞いていたので、さぞかし幻想的な道が
出現するのだろうと(勝手に)想像していたところ、とんでもありませんでした。
ちゃんと許可が下りている時間帯だったはずなのですが、その日の道は、
「随所に深い穴のある、重い泥の道」でした。「深い穴」といっても、人ひとりが
入ってしまうほどの穴ではなく、せいぜい足の付け根くらいまでです。
随所から穴に足がはまってしまった人の悲鳴(+笑い声←さすが韓国人はたくましい)
を聞きながら「おそろしい、明日は我が身か」と思っていた矢先、あろうことか泥の中に
ズボリと足をのまれてしまいました。
周囲の’私でなくてよかった’という安堵のまなざし、そして憐れみのまなざし。
その後の悲惨な姿は言うまでもありません。
やはり実尾島は遠かった・・・。
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