「有難うございます」の韓国語。
これはお分かりになる方が多いでしょう。そう、「감사합니다.(カムサハムニダ)」ですね。
それでは、人に謝るときは?
その前に、まずは日本語から考えてみましょう。
1.おっと、ぶつかってしまいました。「すみません。」
2.「ごめんなさい。」遅れてしまいました。
3.期日に間に合わなく大きな損害を負わせてしまいました。「お詫び申し上げます。」
1と2はそれぞれ替えても大丈夫なことが多いですね。
しかし、「すみませんが、」のように、文頭につけることができるのは1のみ。
また、「ごめんなさい」は何となく会社では使わない気がします。
そして2の「ごめんなさい」は相手によって「ごめん」という言い方も可能です。
このように日本語にはいろんなお詫びの言葉がありますが、
韓国語はどうでしょうか。整理してみましょう。
1.「죄송합니다.(チェソンハムニダ)」「죄송해요.(チェソンヘヨ)」
’すみません/申しわけありません’ <죄송/罪悚>
2.「미안합니다.(ミアナムニダ)」「미안해요.(ミアネヨ)」
’ごめんなさい’ *「미안(ミアン/ごめん)」 <미안/未安>
3.「사과드리겠습니다.(サグァドゥリゲッスムニダ)」
’お詫び申し上げます’ <사과/謝過>
日本語と同じく、1と2は入れ替えても大丈夫なことが多いですが、
文頭に持ってくるときは主に、
「죄송합니다만,(チェソンハムニダマン/すみませんが、申しわけありませんが)」 。
また、会社で使うのは主に「죄송합니다.(チェソンハムニダ)」。
2の「미안합니다./미안해요.」のパンマル(友達言葉)は「미안(ミアン)」となります。
このように、日本語の感覚と似た使い方をします(細かい違いはありますが)。
一つ、大きな違いは、日本人の口癖「すみません(すいません)」。
謝る場面でないけれどなんとなく、又は人を呼ぶときなど、謝る場面以外でも
使うことが多いですが、これは韓国語では同じ使い方ができません。
同じように思って使っていると、「何もされていないのになぜ謝ってるんだ??」
と不思議がられます。ご注意を(^^)。
突き詰めれば突き詰めるほど、韓国語は難しい、ということを実感する毎日ですが、
やはりそれでも韓国語は日本人にとってとても学びやすい言語です。
例えば、
「私は会社に行きます」
「私が会社に行きます」
この違い、日本語圏の人なら即座に理解することができますよね。
韓国語の勉強を始められた方ならお分かりかと思いますが、
韓国語にも日本語の「は」に当たる助詞、「が」に当たる助詞がそれぞれあって、
有難いことにほぼ同じ使い方をします。
そう、これが何の説明もなしに理解できるのは日本語圏の学習者のみ。
「は」と「が」の違いは、英語圏、中国語圏、その他言語圏の学習者が最初に
ぶつかる壁のようです。
日本語圏以外の人にそれをどう説明すればよいか。
「文法教育論」という講義で聞いた方法は以下の通り。
1.「누가(誰が)来たの?」「ヨンスが来たよ」
-【誰が、何が、どこが】等の疑問詞に対する答えには「が」を用いる
2.「昔々、あるところに、おじいさんとおばあさん’が’住んでいました」
-【新情報】に関しては「が」を用いる
3.「私は○○と言います」
-自己紹介には「は」を用いる
以上のように、日本語圏・韓国語圏に生まれ育った人間じゃなかったら、
これらの説明を聞いても、ピンと来ないだろうなぁ、
とてもじゃないけどこんなこと考えながら話していられないな、と思います。
しかし何度も言うように、日本人と韓国人はお互い「は」と「が」の違いで悩む
ことはありません。
このように、日本語と韓国語はとても似ています。
今まで外国語の勉強に失敗した人も、外国語に苦手意識がある人も、
韓国語なら上手になれる、続けられる可能性が大きいです。
日本人にとって「お得」な言語、それはまさに韓国語といえるでしょう。
-
- <コンテンツ提供:アイケーブリッジ外語学院>
「言葉を知り、文化を知り、人を知る」をモットーに、東京・虎ノ門で韓国語講座を開講。「趣味の韓国語」、「シゴトの韓国語」などのクラスから実践的な通訳や映像翻訳の技術が学べる講座まで、あらゆるレベル、ニーズに応えています。
- <コンテンツ提供:アイケーブリッジ外語学院>
-
- <アイケーブリッジ外語学院>
https://www.ikbridge.co.jp/
TEL 03-5157-2424
※お問合わせは「こちら」
- <アイケーブリッジ外語学院>
※韓国語を配信・提供したい個人様または法人様は「お問い合わせ」ください。