読者の皆様、新年明けましておめでとうございます!
새해 복 많이 받으세요!(セヘ ポッ マニ パドゥセヨ/新年福を沢山もらってください)
どんなお正月をお過ごしでしたか?
お正月休みが長い方も、そろそろ仕事を始めている頃でしょう。

前回のメルマガの「新種プルル」に続き、年末年始を利用して日本に帰国
され、遊びにきてくださった受講生の方のお話をお届けしたいと思います。

Uさんはその流暢な韓国語(中国語も)とそのガッツを見込まれ、ある企業の
韓国販路立ち上げ要員として韓国に渡っています(ちなみにUさんはお若い女性)。
ほぼ一人で、韓国・中国を股に掛けビジネスをされているのです。
もう感心することしかり。

お仕事のことをうかがう中で、当地で使うビジネス韓国語についての話題に
なりました。Uさん曰く「ビジネスでは漢字語を多く使う」というのが強い印象だそう。

そして、韓国人ビジネスパーソンがよく口にするある単語が、日本側にとって
受け入れがたく、誤解が生じたというお話しを紹介して下さいました。
その単語とは、

「요청」(ヨチョン/要請)

あ~、そうそう!韓国の人がビジネスでよく使いますね。
そうかそうか、そのまま日本語に直すと少しこわくなるのかも……。

韓国の方は、こんな風に使います。『すぐに使える シゴトの韓国語』

「第11章 ビジネス文章を書いてみましょう」本文より

지난번에 요청하신 자료를 첨부하오니
 확인하시고 연락주시기 바랍니다.
(チナンボネ ヨチョンハシン チャリョルル チョンブハオニ
ファギナシゴ ヨrラッジュシギ パラムニダ/
先日要請なさった(直訳です)資料を添付致しますので
ご確認いただき、ご連絡下さいますようお願い申し上げます

よりよいビジネス日本語にするならば「ご依頼いただいた」などになるで
しょうか。しかし、韓国語では上記のように書くことが多いのですね。

聞くところによると、Uさん周辺の日本語を操る韓国人の方々が、
しきりに「先日私が要請しましたよね」「昨日、鈴木課長が要請していました」
と言うので、日本側のスタッフ達が、
「いったい彼らが連発する’要請’は何なんだ!(ちょっと偉そう?こわい?)」
と戸惑っていたのだとか。うーん、「シゴトの日本語」を教えてあげたいですね~(笑)

そう、韓国語の「요청(ヨチョン/要請)」はとても使えます!
一方、もし周囲の韓国人の方が日本語で「要請(ようせい)」を連発して
いたら、「日本語では’依頼’や’お願い’を使うと良いと思いますよ」と
教えてあげてくださいね(^_-)。


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