「シゴトの韓国語 ’SALON’ 2010」は全4回。先週土曜日は第三回が
行われ、韓国フードコラムニストの八田靖史さんにご登場いただきました。

サロンは、お申込の段階で「講師に聞いてみたいこと」をリクエストすることができます。
八田さんの回は、「ファンです」「楽しみです」というお声も多かったのですが、
その中でこんなことを聞かれた方がいらっしゃいました。

「八田講師オリジナルの「使えるシゴトの韓国語」があれば、知りたい」

ほほう~。韓国料理だけでなく、韓国語学習書の著者としても名を馳せる
八田さんのオリジナル’シゴトの韓国語’……。私も聞きたい!当日が楽しみでした。

早速ですが当日、八田さんのオリジナル・使える’シゴトの韓国語’を聞く
ことができました。それは、

「고향이 어디십니까?」
(コヒャンイ オディシムニカ?/ふるさとはどちらですか?)

なるほど!これには唸りました。韓国人のツボをよく抑えています。
故郷の話は人をホッとさせ、素顔が出てきやすいのだとか。そして、
そこの郷土料理や土地の特徴などをこちらが知っていると、非常に
感心し、信頼してくれるそうです。このひと言で、非常に話がはずむ
と八田さんはおっしゃっていました。

なるほど……と思いながらも、問う側の知識、引き出しの多さが求められる
質問でもあるな、と思いました。

韓国のいろんな地方を自分の足で回り、郷土料理を食してきた八田さん
だからこそ、「고향이 어디십니까?(ふるさとはどちらですか?)」のひと言で話を
弾ませることができる……。やはり語学には、単なる形式的な「ことば」だけ
でなく、その国の歴史や文化、人々の生活をどれだけ知っているかが
大切なんだと改めて感じた一日でした。


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