現在当校では、4月17日(日)に実施される「第22回 韓国語能力試験(TOPIK)」
に向けての対策講座を行っており、私は中級のクラスを担当しています。
毎週、過去問題を1回分解いてきてもらうのですが、その中にこんな諺が出てきました。
「발 없는 말이 천리 간다」
(パル オムヌン マリ チョルリ カンダ
/〔直訳〕足のない言葉が千里を行く→ ささやき千里)
これは、内緒話のはずだったものが、すぐ遠くまで伝わることを言うものです。
先日、とある友人Aと雑談していたときのこと。
「この話、誰にも言わないでね」と言われた事柄がありました。
その友人Aを良く知っている友人Bに会ったとき、この「言わないで」と
言われた話がしたくてしたくて……(苦笑)。
その事柄は黙っているほどのことでもないことだと個人的には思いましたが、
「誰にも言わないで」と言われた以上、信頼に関わるので頑張ってこらえました。
しかし、後になって友人Bがその事柄を知り、私がもう知っていたことを
知ったら、きっと「私には言ってくれなかったな……」なんてがっかり
してしまうのでは、とも思いました(複雑ですね)。
人に内緒話をし、かつ「黙っていて」と要求することは、これほどまでに
相手に負担を与えるのだ、ということを実感しました。
ということで、何かを話す以上は誰に広まっても構わないつもりで話す
しかないのですね。広めて欲しくないことは、誰にも言わなければ良いのです。
「발이 없는 말이 천리 간다고 하니까 비밀로 하고 싶으면 말하지 않는게 좋아요.」
(「パル オムヌン マリ チョルリ カンダ」ゴハニカピミルロ ハゴシップミョン
マラジアンヌンゲ チョアヨ
/「ささやき千里」と言いますから、秘密にしたければ話さないのが良いですよ)
しかし、人は黙っていられない。楽になりたい。
だから話してしまうんですよね……。
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「言葉を知り、文化を知り、人を知る」をモットーに、東京・虎ノ門で韓国語講座を開講。「趣味の韓国語」、「シゴトの韓国語」などのクラスから実践的な通訳や映像翻訳の技術が学べる講座まで、あらゆるレベル、ニーズに応えています。
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