韓国留学時にお世話になった語学堂の先生に久しぶりにメールをしたところ、
返信で近況を知らせてくれました。私が先生から韓国語を教えてもらって
いた頃ちょうど先生はとても大きなお腹をしていたのですが、その後
息子さんを出産され、そしてその息子さんがこの春中学生になった
とのこと。本当に時が経つのは早いものです。
その息子さんが中学校に入る前に語学堂の春休みを利用して旅行をした
というお話を書いてくれたのですが、その韓国語を勘違いしてしまい、
すぐ意味を把握することができませんでした。その韓国語は以下です。
단둘만의 모자 여행을 감행했지요 .
(タンドゥルマネ モジャ ヨヘンウル カメンヘッチヨ)
気になる単語は「모자 여행 (モジャヨヘン)」。私はこの文章を読んだ
瞬間、「배낭 여행 (ペナン ヨヘン)」という言葉が頭を過ぎりました。
「ペナンヨヘン」の直訳は「リュックサック旅行」。Naverの百科事典には、
「最低限の費用だけで行く旅行。必要な物を前もって準備をし、
リュックサックに入れて旅行をする」とあります。
日本ではそのような旅行を行う人を称して「バックパッカー」と言いますね。
모자 여행 ……?帽子旅行?きっと私の知らない何かの旅行形態かも
しれない!……ええと、その前に「단둘 (タンドゥル)」は「二人きり」
……ん?とすると……ああ、分かった!「帽子」ではなく「母子」だ!
というわけで、「단둘만의 모자 여행 」は、
「二人きりの母子旅行」でした(^_^;)
また、「감행 (カメン)」という単語も、ぱっと見たところ
「강행 (カンヘン/強行)」かと思いましたが、
「감행 (カメン/敢行(かんこう、悪条件を押し切って行うこと))」ですね。
以上、いかがでしたか?冒頭の文章を皆さんは一瞬で理解することが
できましたか?(勘違いしたのは私だけかしら……)
先生は「’息子’というものは中学生になると親に寄りつかなくなる」と聞き、
母子二人のヨーロッパ旅行を敢行したとのこと。とても良い思い出に
なったそうです。
私もそのうち、韓国や中国に「帽子旅行」ならぬ「母子旅行」ができたら
いいな、なんて思いました。
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