やっと桜が咲き始めました。この時期の当校は「韓国語能力試験(TOPIK)」
一色になります(今年の春の受検日は4/15)。私も課題のチェックや問題を
自ら解くこと、そして授業の準備と大忙し。それでも溢れるほどの韓国語の
文章に触れることは喜びも感じ、「こんな表現あるんだ~」という発見の連続です。

ところで、中級の読解問題の53~54番は、大抵「心温まるストーリー」で
展開されます。子供の外出が多いと思っていたら、親の負担を減らそうとして、
学費をアルバイトで稼ぐためだった、とか、急用ができて商っている屋台を
慌てて飛び出し、その後戻ったら、お客さんがお金をおいておいてくれていた、
とか、そんなパターンです。

25回過去問の53~54番文章の最後にこんな文章がでてきました。

나도 모르게 눈시울이 뜨거워졌다 .
(ナドモルゲ ヌンシウリ トゥゴウォジョッタ)

問題!「ここに現れた筆者の気持ちとして当てはまるものは?」

1.답답했다 (タッタッペッタ/もどかしかった)
2.안타까웠다 (アンタカウォッタ/残念だった)
3.속이 상했다 (ソギ サンヘッタ/しゃくにさわった)
4.감동을 받았다 (カムドンウル パダッタ/感動した)

文中の「눈시울이 뜨거워졌다 」が分からなくても、「눈 」と「뜨겁다 」が
ヒントになるでしょうか。そう、これは「目頭が熱くなる」という意味
なので、4番が正解です。

なんだかながーい文章がいくつもいくつも出てくる読解問題ですが、
問われることや文章の性質は割とパターンがあります。「53~54番は
心温まるストーリーが多い」「59~60番は冒頭の文章が抜けていて、
それを選ばせる問題だ」などの基本的なところを抑えていると、
随分読みやすくなります。試験まであと一週間、がんばりましょうね!



※韓国語を配信・提供したい個人様または法人様は「お問い合わせ」ください。