以前、日本語が割と堪能な韓国の友人が、よくこんな日本語を話していました。

「もし分からないから、辞書を持って来た方がいいですね」
「もし分からないから、メモしておきました」

各文の前半部分、少し分かりにくいですよね。しかし、韓国語が分かる人なら
何が言いたいのか分かるでしょう。そうです、「혹시 모르니까 (ホクシ モルニカ)」
を直訳?してしまっているのですね。

「혹시 (ホクシ)」の代表的な意味は、「もし、ひょっとして」。

혹시 시간이 생기면 전화 주세요 .
(ホクシ シガニ センギミョン チョナ ジュセヨ/もし時間ができたら電話ください)

혹시..., 박 과장님이세요 ?
(ホクシ…、パッカジャンニミセヨ?/ひょっとして…、朴課長でいらっしゃいますか?)

しかし、日本語で「念のため」という意味ににバシッ!と置き換えられるとき
にも使われます。冒頭の例文の場合、

혹시 모르니까 사전을 가져 오는 게 좋지요 .
(ホクシ モルニカ サジョヌル カジョ オヌンゲ チョッチヨ
/(ひょっとしたら必要かも知れないので)→念のため、辞書を持って来た方が良いですよね)

혹시나 해서 메모를 남겨 두었어요 .
(ホクシナ ヘソ メモルr ナムギョ ドゥオッソヨ
/(ひょっとして忘れてしまうのではないかと思い)→念のため、メモをしておきました)

となります。日常生活においても仕事上でも「念のため」と思うことは
おおいですよね。そう、韓国語は「혹시 모르니까 」「혹시 모르니까 」などに
置き換えられるんですよ(^_-)。



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