先週、韓国語関連の勉強会の一環で、東京朝鮮第一初中級学校を訪問してきました。
当メールマガジン読者の皆様の中にも、卒業生がいらっしゃるかもしれませんね。

「ハイキャリア」のコラム
で書いたこともありますが、当校にいらっしゃる朝鮮学校
出身の方々の韓国語力には関心することが多々あり、学校でどんな教育が
どのようにされているのか、とても興味がありました。

足を踏み入れると、もう校内は完全なる韓国語(便宜上、当メルマガは
‘韓国語’で統一させていただきます)の世界。当然のことなのでしょうが、
掲示物、授業の進行、雑談の言葉、すべて韓国語です。なるほど、ここまで
韓国語漬けであれば、卒業生の皆さんの堅い実力もわかる気がします。

例えば、教室のドアにはこんな用紙が掲示されています。
(カタカナルビと、犠牲語擬態語以外の日本語訳は私が書きました)

우리말 학습(ウリマル ハkスp/韓国語の学習)

ぽたぽた→똑똑(トットッ)
たらたら→줄줄(チュrジュr)
ざあざあ→좍좍(ジォァッジォァッ)

의성의태어 고쳐나갑시다.
(ウィソンウィテオ コチョナガプシダ/擬音擬態語を直していきましょう)
→「直していきましょう」というのは、「紛らわしくて間違いがちな擬音語
擬態語だけれど、正しく使っていきましょう」ということですね。

私たちが日本語の擬音語擬態語なら、「覚えていよう」と思わなくても
完全に定着していて忘れたりしないように、子供のころから毎日
このような掲示を目にしていれば、韓国語の擬音語擬態語がしっかり定着し、
身につくんだろうな~、思いました。

もちろん、児童・生徒が生活する国、日本の国語の授業もあります。
図書コーナーには、韓国語と日本語の書籍が半々。なんだかうらやましく思いました。

この日、一番印象的だったのは、その教育内容の多様さもさることながら、
校長先生をはじめとする先生方と、親御さんたちの「先祖代々受け継がれた
学校を守っていこう」とする熱い想いと姿勢でした。

朝鮮学校のバザーは誰でも入場することができ、地域の皆さんも参加して
大変盛り上がるのだとか。バザーもさることながら、ぜひ今度は、
当校の受講生の皆さんと訪問させていただきたいと思いました。



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