になりました。
合格者の出身生の方が日本に帰国されていたので、早速お目にかかり、いろいろとお話を伺いました。1年間当校に通われてはいたものの、時間をかけてじっくりインタビュー
させていただくと、これまで知らなかったことをたくさん聞かせていただくことができました。本気で通訳者を目指すようになったきっかけについては、その場面を想像すると胸が
温かくなるし、韓国の準備学院での厳しい指導について聞くと、「よくぞそれで諦めなかった!」と、まさに「あっぱれ」と思いました。
伺った内容、合格体験記は「All About 韓国語」の記事にまとめましたので、
是非ご覧ください。(「難関!韓国「通訳翻訳大学院」に合格する秘訣」
)
先ほど、「韓国の準備学院」と書かせていただきましが、韓国には、通訳翻訳大学院の入試対策コースのある準備学院があります。
(詳しくはこちら→「韓国の「通訳翻訳大学院」と「入試準備学院」について
)
当校でも行っていますが、学院でも入試に必要な「メモリー(文章を記憶し、言うこと)」「ST(サイトトランスレーション。目で見た文章を訳していく)」の訓練を行いま
す。
分からない単語が出てくるとそれで次からの文章が聞けなくなって頭が真っ白になったり、覚えたはずの内容が飛んでしまうなんてことは日常茶飯事。こんなとき、モゴモゴし
た話し方になってしまったり、声が小さくなってしまいがちですよね。その学院のとある先生の口癖は、以下だったそうです。
「뻔뻔하게!」(ポンポナゲ!)
「뻔뻔하다(ポンポナダ)」は、「ずうずうしい、厚かましい」という意味なので、
直訳すると「ずうずうしく!」となりますが、こんなとき、日本語でそうは言いませんよね。「自信をもって!」「大きい声で!」となるでしょうか。
また、韓国ネイティブの先生方と教室で話したところ、「뻔뻔하다」は、日本語の「ずうずうしい」より、以下の例文のように否定的なニュアンスが強まるそうです。
저 배우 자숙한다고 한 지 얼마 안 됐는데 벌써 나왔네. 진짜 뻔뻔하다.
(チョベウ チャスッカンダゴ ハン ジ オルマ アンデンヌンデ
ポルソ ナワンネ。チンチャ ポンポナダ/あの俳優、自粛するって言ってから
いくらも経ってないのにまた出てきたよ。ほんと厚かましいね)
このように、言葉は悪いですが「面の皮が厚い」というニュアンスがあるようですね。
なので、「ポンポナゲ!」が口癖の先生は「自信をもって!」や「大きい声で!」などでは伝わりきらない、「自身の殻を破りなさい!」「もっと厚かましくなりなさい!(そ
うしないと、通訳なんてできない)」という気持ちを伝えたかったんだろうな、と思います。
訳を出していくというのは、一語一語、とても勇気がいること。でもいつかそれが
「快感」となる瞬間を味わってほしいです。これからも「ポンポナゲ!」、ファイティン!
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- <コンテンツ提供:アイケーブリッジ外語学院>
「言葉を知り、文化を知り、人を知る」をモットーに、東京・虎ノ門で韓国語講座を開講。「趣味の韓国語」、「シゴトの韓国語」などのクラスから実践的な通訳や映像翻訳の技術が学べる講座まで、あらゆるレベル、ニーズに応えています。
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