前号の「講座情報」で発表させて頂きましたが、約10年、韓国語教室を、後半4年は中国語教室も運営したビルから移転することになりました。

というと、「虎ノ門ヒルズですか(笑)!?」という今時のジョークが飛び出したりもしますが、私としてはヒルズより憧れる場所、そう、虎ノ門駅から地上に出てすぐ、外堀
通り沿いのビルに教室を構えることになりした。こんなところに教室を持てるだなんて、起業したころは思ってもみませんでした。

移転に際し、溜め込むつもりはなくても溜め込んでしまっているものを整理、一部処分しました。なるべくしないようにはしながらも、どうしても目がとまってしまうのは、会
社を興したとき、そしていろんな事業を試していたときの資料群。あの頃の苦労や焦り、失敗、そして一途ながんばりを思い出すと、やはり愛着を感じます。

中でも起業当時、インキュベーションセンター(駆け出し起業家の孵化(ふか)施設)で指導をしてくださった故・浅井武夫氏から頂いた資料や教えて下さったことを反芻して
は、本当にお世話になった、良い方を師として仰ぐことができ、私は幸せだったと噛みしめています。経営者として正しくあるための軸のようなものを作って頂いたと思っています


出てきた資料の中に、事業を軌道に乗せるまでのステップ……5段階くらいの表がありました。 「アーリーステージ(出発点)」からはじまって、最後に「事業が軌道に乗る
」という表です。これを浅井社長と見たとき、私はすでに自分が2段階か3段階くらいにいるのかと思ったら、「泉さんはいま、ここだね」と、「アーリーステージ(出発点)」を
指されました。(ぇぇっ…まだそこ?)と声も出せずがっかりしましたっけ。いま浅井社長が生きていらっしゃったら、何段階を指されるでしょうか(笑)。

さて、思い出に浸るのはこれくらいにして、本日の知っトクに参りましょう。
当校の電話番号は、「03-5157-2424」ですが、韓国通の方はこの番号をご覧になって、「おや?○○屋さんでもないのにこの番号?」と思われるかもし
れません。

「2424」を韓国語で読んでみて下さい。「이사이사(イサイサ)」ですね。
「이사(イサ)」の意味は、そう、「引っ越し」。そうなんです。韓国では引っ越し屋さんに多い電話番号です。

忘れもしない韓国留学直後の語学堂3級の授業。教科書に引っ越しが話題の課がありました。先生が、「韓国の電話番号は、下四桁が「2424」なら絶対に引っ越し屋さんで
す。皆さん、引っ越すときは、ソウル02の次、自分の電話番号の3桁を押して、次に2424と押してみてごらん、もうそれでその地域の引っ越し屋さんに繋がるから」と。

「ええー!?ほんとう?」と思いましたが、留学後三ヶ月で下宿を移ることになり、
そう電話を掛けてみたら本当に引っ越し屋さんに繋がりました(笑)!

한국의 전화번호는 뒤의 네 자리가 2424면 거의 이삿짐 센터예요.
(ハングゲ チョナボノヌン トィエ ネジャリガ イサイサミョン コイ イサッチム セントエヨ/韓国の電話番号は下四桁が2424ならほとんど引っ越しセンターです


というのも90年代の話題なので、いまはどうなのかなぁと思い、適当に「ソウル 麻浦区 引っ越し」などで検索してみたところ、いくつかヒットした業者の電話番号は、あ
りますあります「2424」が。それでなくても4桁の中のどこかに「24」がついているものが多いですね。2424は飽和状態になって、他の番号を使い出したりしているので
しょう。

さて、来年からは新しい教室で皆さんをお迎えいたします。久しぶりの発音講座、そして「K-POP業界論」講座は平日昼に開講することになりました(こちら
)!
多くの皆さんのお越しをお待ち申し上げます。



※韓国語を配信・提供したい個人様または法人様は「お問い合わせ」ください。