수고하셨습니다. (スゴハショッスムニダ/お疲れ様でした)
수고하세요. (スゴハセヨ/お疲れ様です、お疲れ様でした)
韓国の方と交流をする私たちにはお馴染みのフレーズですね。当校でも授業が
終わったあと、先生、スタッフ、私が受講生の方に、
「수고하셨습니다.(スゴハショッスムニダ/お疲れ様でした)」
と労いのお声掛けをします。私やスタッフが先生方にこう言うときもありますし、
先生方もこのように言い合っています。
また、韓国語能力試験の聞き取り問題の最後も、「수고하셨습니다.(スゴハショッスムニダ/お疲れ様でした)」という音声が流れますが、「スーゴハショッスムニダ」と、
「スー」が若干伸びているのに気付かれた方はいらっしゃいますか?
「韓国語には長音がない」と認識されていますが、いくつかの言葉で母音が少し
長くなる単語があるんです。この場合、辞書には[수:고]と載っています。一般の韓国人はあまり意識していませんが、試験の音声やニュースのアナウンサーはばっちり区別
していますよ。
「수고하세요.(スゴハセヨ/お疲れ様です)」の方に目を移してみると、私がこの
フレーズを使うのは、韓国(系)のスーパーやコンビニで買い物をし、精算をし、
レジを去る時に店員さんに言います。また、韓国の食堂で食事をし、精算し帰る時も言いますね。あとは宅配の人など。このように、自分がお客さんであるときに、
お店やその他その職に従事している人に対して使ったり、ビジネスの場面では対等か下の人に対して使う言葉になりますね。
そしてこの「スゴハセヨ」、こんな場面でも使うんです。
当校にて。授業に入る先生方が教室に入る際、「スゴハセヨ」と声を掛け合いながら教室に入っていきます。授業に入らない私やスタッフ、休憩中の別の先生も「スゴハセヨ」
と声をかけ、教室に入っていく先生を見送ります。
私は先生をお見送りすることが多く、日本語で「(授業)よろしくお願いします」と言ったりもしますが、だからといってここで「잘
부탁합니다.(チャルブタッカムニダ/よろしくお願いします)」はちょっと仰々(ぎょうぎょう)しい
し、ふさわしくないんですよね。
同じ職場で働く同士、同僚として、その労をねぎらう場合は
「スゴハセヨ」がやはりいちばんしっくりくるのです。
「スゴハセヨ」は「お疲れ様です(でした)」で、お店を出る時とか、電話を切る時とか、何かが終わった時に使う、という認識でいたので、最初はピンときませんでしたが、
いまではその「スゴハセヨ」の中に、同僚同士だったら「お互い頑張りましょうね」というようなニュアンスが、お見送りする方だったら「よろしくお願いします」というようなニ
ュアンスがこもっていて、なんだかいいなぁ、と思うのです。
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「言葉を知り、文化を知り、人を知る」をモットーに、東京・虎ノ門で韓国語講座を開講。「趣味の韓国語」、「シゴトの韓国語」などのクラスから実践的な通訳や映像翻訳の技術が学べる講座まで、あらゆるレベル、ニーズに応えています。
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