全外協主催「韓国語deお・も・て・な・し」セミナーで講師を務めて参りました。
ご参加くださった皆さま、どうもありがとうございました!

私は以前、とある旅行者を助けないままにしてしまったことを悔み、それからは
困っている外国の人がいると声を掛けてあげる、ということを実践しています。
そんな話からセミナーをスタートさせました。

その後、参加者の皆さんの体験談を披露してもらったり、どんなことが「おもてなし」になるのか、それを考え、韓国語で話してもらったりと、あっという間の90分。
参加された皆さんから「楽しかった!」というご感想をいただきました。

「おもてなし精神」とは、「おせっかい精神」です、ともお伝えしました。私たちは
勇気がなかったり、また、時には良かれと思って見て見ぬふりをしてしまいがちだけれど、海外旅行に行った時のことを思い出してほしい、と。ちょっと助けられたことでその
国が好きになったり、逆の何かがあって、嫌いになったりしませんか?と。
是非これからは積極的にお節介を焼いて、日本を好きになってもらいましょう!と話しました。

さてそこで……、「お節介」と言えば……韓国人!ですかね(笑)。
昨今はどうなんでしょう。若い世代はわりとさっぱりしているのかもしれませんが、
私が暮らしていた頃はそれはもう、毎日が暑苦しく息苦しいお節介に囲まれ……(笑)、でもいまとなっては懐かしいです。

「お節介を焼く」の韓国語は、

・오지랖이 넓다.(オジラビ ノルタ)
(※本来は「ojirapi」となる発音ですが、一般的に「ojirabi」と発音されています)

です。「오지랖」は、「上着の前裾」という意味。おもしろい表現ですね。

早速例文を。

왜 그렇게 오지랖이 넓어? 네 일이나 잘해.
(ウェ グロッケ オジラビ ノルボ。ネ イリナ チャレ
/どうしてそんなにお節介ばかり焼くの。自分の心配してよ。)

また、同じお節介でも、「干渉」のようなニュアンスを持つのは以下です。

부모님의 참견이 심해서 집을 나가서 혼자 살아요.
(プモニメ チャムギョニ シメソ チブル ナガソ ホンジャ サラヨ
/両親の干渉がひどくて(両親があれこれ口出しをするから)家を出て一人暮らしをしています)

いま、講座説明会などを行っており、初めてお会いする方々とお話をする機会が
多いですが、韓国を好きになったきっかけ、韓国語を学びたいと思ったきっかけ
としてよく聞くのは、旅行等に行った際に触れ合った韓国人の温かみについてです。

困っている人を放っておけない韓国人のお節介さを私たちも見習って、外国人
観光客を助け、その人たちに、ぜひこれから日本ファンになってもらいたいものですね。



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