第595号のメールマガジンのアイケーブリッジ通信で、スタッフが「春節ということば」というコラムを書いていますが(こちら
)、本当に、ここ数年の報道のおかげで、私も韓国、中国、その他アジア諸国の旧正月を
忘れずにいられるようになりました。

やはり日本で暮らしていると、いくら韓国、中国に関心があっても
「あ、旧正月って、今日だったんだ!」となりがちなんですよね。

早速ですが、先日、春節旅行に絡んだ興味深い記事を見つけたのでご紹介いたしましょう。

2月5日の読売新聞に「中国語のスノボ教室」という見出しの記事がありました。
いまや買い物だけでなく、より日本を満喫しようという参加型、体験型の観光を
楽しむ観光客が増えているという話題です。

北海道ニセコ町のスキー場で働く香港人のスキーインストラクターさんが、 引っ張りだこなのだとか。なるほど~、香港でスキーはできませんからね。

その記事の中で、こんな記載を目にしました。

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韓国で盛んな「オルレ」と呼ばれるトレッキングでも、地理的に近い利点を生かして
展開する「九州オルレ」の商品価値を高めようと、韓国の消費者や旅行業者に売り込みを図っている。
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‘韓国で盛んな「オルレ」と呼ばれるトレッキング’……!?
韓国人が登山好きでしょっちゅう気軽に山登りをしているのは知っているけど、
「オルレ」は知りませんでした。調べてみたところ、

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「オルレ」は韓国・済州島から始まったもので、もともとは済州島の方言で
「通りから家に通じる狭い路地」という意味。
自然豊かな済州島で、トレッキングする人が徐々に増え、「オルレ」はトレッキングコースの総称として呼ばれるようになり、今では韓国トレッキングの中心的コースになって
います。
オルレの魅力は、海岸や山などを五感で感じ、自分のペースでゆっくりとコースを楽しむところにあります。
(九州旅ネット「オルレとは」より

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いいですねぇ~。私もしてみたいです!

さて、そこで、当校の韓国人の先生方に、
「제주도의 올레 아세요? 」と尋ねたところ、もちろん知っていると。そこで、

×「올레, 해 보신 적 있으세요? 」
(オルレ ヘボシンジョッ イスセヨ?/× オルレ、してみたことありますか?)

と聞いたところ、きょと~んとされてしまいました。あれ?何かがおかしい!?

ほほう、「オルレ=トレッキング」ではないのですね。九州旅ネットをよく見たら、
「『オルレ』はトレッキングコースの総称」と書いてあるではありませんか。
トレッキングコースを指すのですね。

よって、
×올레를 하다(オルレルr ハダ/× オルレをする)
でなく、

○올레길을 걷다(オルレキルr コッタ/オルレ(の道)を歩く)
という使い方が正しいようでした。

よって、私はこのように聞かないといけなかったのですね。

선생님은 제주도에서 올레길을 걸어 봤어요?
(ソンセンニムン チェジュドエソ オrレキルr コロバッソヨ?
/先生は済州島でオルレの道を歩いたことがありますか?)

韓国語のサイトが読める方は、是非「제주 올레(済州オルレ)
」も読んでいただきたいです。
やはり、発祥の地が発信した説明文はとても味わい深く感じられます。



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