関連業界によると、公取委の審査官は先ごろ、表示・広告法に違反したユニクロ側に対して検察の起訴状にあたる審査報告書を送付した。
ユニクロは、同社が販売する機能性インナーに細菌などの微生物を除去したり増殖を抑えたりする抗菌性能があると表示、広告したが、公取委の審査官は実際の性能は異なるとして制裁が必要だとの意見とされる。
2020年7月に公取委傘下の韓国消費者院がユニクロを含む7製品を対象に機能性などを評価、発表した結果によると、ユニクロの「エアリズムクルーネックT(白)」は製品によって抗菌性能にばらつきがあった。
消費者院は、洗濯後には抗菌性能が99.9%に届かない製品もあり、均一な抗菌性能を期待するのは難しいと指摘した。
これを受け、ユニクロ韓国法人のエフアールエルコリアは該当製品について抗菌表示を削除するとともに、購入者に同一価格帯の商品への交換または全額返金の措置を取ることを決めた。
公取委は近く3人の委員が参加する小会議を開き、ユニクロに対する制裁の内容を決定する方針だ。
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