キム氏は、朝鮮半島の完全な非核化という目標に変わりはないとし、「違法で不安定を招く北朝鮮の行動には代償が伴う」と警告。そのうえで、前提条件なしの対話という提案に前向きに応じるよう北朝鮮に促した。
会合にはキム氏と韓国外交部の金健(キム・ゴン)朝鮮半島平和交渉本部長、日本外務省の船越健裕アジア大洋州局長が出席した。
金健氏も、北朝鮮への対応で韓米日3カ国の協力は欠かせないとし、「朝鮮半島の現状の厳しさを踏まえると、きょうの会合は時宜にかなっている」と述べた。
また、「北の執拗な核兵器の追求はわれわれの抑止力強化につながるだけだ。それは結局、平壌(北朝鮮指導部)の利益に反する」と強調。米国と同様、対話に応じるよう促した。
船越氏は、韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権下で3カ国の協力が一段と進展することに期待を示し、「3カ国の安全保障協力を含め、地域の抑止力強化の方法を議論したい」と述べた。
3氏は会合で、北朝鮮の核実験の動きなど朝鮮半島情勢に対する評価を共有し、北朝鮮の挑発に対応するための協力強化策を議論した。北朝鮮が核実験を強行した場合に連携して強い対応を取るための方策を集中的に話し合ったとみられる。
北朝鮮が再び挑発に踏み切っても、中国、ロシアの拒否権行使により国連安全保障理事会で新たな北朝鮮制裁決議を採択することは難しい。そのため、北朝鮮に対する3カ国または独自の制裁手段について意見を交わした可能性もある。
韓米日の北朝鮮担当高官による対面の会合は今年2月にハワイ・ホノルルで開催して以来で、尹錫悦政権の発足後では初となる。
一方、金健氏はこの日、船越氏、ソン・キム氏とそれぞれ2国間協議も行った。
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