大統領公邸で会談した尹錫悦大統領(右)とムハンマド皇太子=(聯合ニュース)
大統領公邸で会談した尹錫悦大統領(右)とムハンマド皇太子=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】サウジアラビアの実力者、ムハンマド皇太子側が来韓中に、訪日予定の取りやめをほのめかしていたことが20日までに分かった。 韓国大統領室などによると、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が17日に大統領公邸でムハンマド氏との昼食会を開いた際に、サウジ政府関係者は韓国政府側の訪韓後の日程に関する質問に「タイに寄ってから日本に行く予定」と答えた。すると、別の高官が「そのうち、日本訪問の日程は調整するとみられる」と話したという。 ムハンマド氏は19日に訪日し、20日に岸田文雄首相と会談する予定だった。 突然、訪日の日程を取りやめた理由については、サウジと日本政府いずれも明らかにしていない。 韓国大統領室関係者は聯合ニュースの取材に対し、「日本好きと知られるムハンマド皇太子が訪日を取りやめたことは非常に異例と受け止められる」と話した。 一部ではムハンマド氏が今回の訪韓で、予想を上回る巨額のプロジェクトを推進したことが影響したとの指摘がある。 韓国企業は今回、サウジ政府や企業などと26件のプロジェクトに関する契約または業務協約を結んだ。これらのプロジェクトの規模は、総額300億ドル(約4兆2100億円)に及ぶ。
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