10日、法曹界によると、テジョン(大田)地裁は、ストーキング犯罪の処罰などに関する法律違反などの嫌疑で起訴されたA被告夫婦に罰金700万ウォン(約73万3000円)を宣告し、40時間のストーキング治療プログラムの履修を命じた。
大田市のあるマンションに住むA被告夫婦は昨年10月、上階に住むBさん(39)が騒音を起こしていると思い、ウーファースピーカーを天井に設置した。ウーファースピーカーは低音を専用に再生するスピーカーで、振動が強い。
A被告夫婦はスピーカーを設置した後、今年1月初めまで10回にわたって足音や椅子を引く音などの生活騒音が混ざった12時間の音響とデスメタル、幽霊の音が出る音楽などを上階に向けて流した嫌疑で裁判にかけられた。
A被告夫婦の弁護人は結審公判で最終弁論を通じて「上階からの騒音に腹が立って愚かなことをしたが、今後は住民同士でもめ事なく円満に過ごす」として善処を訴えた。しかし、相手の意思に反して不安感と恐怖感を音響で行う行為はストーキングに該当し、処罰対象になりかねない。
大田地裁は「被告人たちの犯行は相当の期間続き、被害者だけでなく他の住民たちの苦痛は相当なものだった。被害者から許されなかった点を考慮すれば罪責は軽くないが、犯行を認めて反省する点などを考慮した」と量刑理由を明らかにした。
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