隔離ホテルから逃走した中国人、入国目的は「整形」か…今回で6回目の訪韓=韓国(画像提供:wowkorea)
隔離ホテルから逃走した中国人、入国目的は「整形」か…今回で6回目の訪韓=韓国(画像提供:wowkorea)
インチョン(仁川)国際空港に入国し新型コロナウイルス陽性判定を受けた後、ホテルでの隔離を拒否して逃走し、2日後に検挙された40代の中国人の男が医療目的で韓国を訪れていたことがわかった。この男は逃走した後、ソウルのホテルに滞在しながら、共に入国した妻を呼んで外出までしていたという。

キム・ソンホ の最新ニュースまとめ

6日仁川警察庁によると、感染病予防に関する法律違反の容疑で非拘束立件された中国国籍の男(41)は入国書類に訪問目的を「医療」と記載していた。男が韓国を訪れるのは今回が6回目だ。男は2018年~2019年に5回にわたり韓国を訪れており、そのたびにソウル・カンナム(江南)の整形外科を訪れ顔の整形手術を受けていたことがわかった。

男は中国で短期滞在ビザを発給され今月3日に仁川国際空港に入国した。その後、空港で新型コロナウイルス検査を受け陽性が確認され、隔離場所の仁川市チュン(中)区のホテルに移動した。男はそこで1週間隔離される予定だったが、当日午後10時7分ごろ感染者移送用のミニバスから降り逃走した。

警察は疾病管理庁からの通報を受け追跡に乗り出し、2日後の5日にソウルで男を検挙した。調査の結果、男は隔離施設から300メートルほど離れた大型スーパーの付近まで移動した後、タクシーに乗ってソウル・ミョンドン(明洞)のホテルに行ったことが確認された。

この過程で男は共に入国した妻をホテルに呼んだ。妻は入国検査で新型コロナウイルスの陰性判定を受けた。男は妻と2日間共に過ごし、感染した状態で外出もした。警察は男が逃走中に整形外科を訪れていたかどうかなどを確認している。

現在、男は仁川市中区ヨンジョンド(永宗島)にある臨時生活施設のホテルで再び隔離されている。押送される過程で男は警察が支給した全身防護服や手袋などを着用し顔を隠した。「なぜ逃走したのか」、「韓国に来た目的は何か」などと問う取材陣の質問には何も答えなかった。

韓国政府は男に対し厳しく処罰する方針だと明らかにした。中央災難安全対策本部のキム・ソンホ第2総括調整官(行政安全部災難安全管理本部長)は、「政府は今後も国内外の防疫状況を注視しながら、海外からの入国者に対する防疫措置が抜かりなく施行されるようにしていく」と話した。これにより男が国内で起訴され有罪が確定すれば、1年以下の懲役刑または1000万ウォン(約105万円)以下の罰金刑が宣告される。また、強制出国とともに一定期間の韓国への入国が制限される処分を受ける可能性もある。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 85