去る2002年、6年ぶりの沈黙を破り、8th『S』を発表したキム・ワンソンは、翌年、突然ヌード写真集熱風に参加した後、しばらくモデル紛争で騒がしかった。来たる28日に発売される9th『Return』を境に、長い間の回り道から抜け出し、本業の歌手に復帰する。
ところで何より注目を浴びる点は、“ダンシング・クイーン”キム・ワンソンの、いわゆる“脱ダンス宣言”。これは、きらびやかなダンスを要するアップビートな曲の代わりに、ロック的な要素が含まれたポップバラードで、大いに満たされる。
キム・ワンソンの所属事務所は、「今回のアルバムのジャンルは、ロックを基本とするポップバラードで、ソフトで落ち着いた曲で構成された」「8thまでは、ダンスを中心に活動していたキム・ワンソンにとっては、大きな変化と冒険になるだろう」とコメントしている。
また「ダンス歌手ではなく、ミュージシャンとして認めて欲しいという彼女の希望と、20年間の歌手生活を整理し、やり直すというキム・ワンソンの堅い決意が反映された」と再度強調した。
1986年、『今夜』で、華麗に音楽界にデビューしたキム・ワンソンは、20年間さまざまな姿で、大衆から愛されてきた。アルバムタイトル『Return』からも感じられるように、今回の9thには、20年間に培った試行錯誤と迷いを体験し、新たに出直すという強い決意が込められている。
タイトル曲『セブンティーン』は、自身のデビュー当時の年齢を意味する数字。17歳で芸能界に足を踏み入れ、猛スピードでスターになった歌手キム・ワンソンが、分別もない時期に、情熱と純粋さだけで大衆の前に20年間立ち続けたという、惜しみと自責を歌った。
この他にも『30歳の歌』『モーツァルトを聞く女』など、自伝的な意味を付与し、本人が自ら作曲した『初めて別れるように』『White Wine』を収録。真の音楽家になりたいという希望に重みを加えた。
“ラグジュアリーな秋の女”として戻ってきたキム・ワンソンは、来たる11月1日、弘大(ホンデ)近くのクラブでショーケースを行い、本格的な9thの活動に拍車をかける予定だ。
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