Rain(ピ)　 ワン・リーホンと“12時間の友情”

北京オリンピック閉会式のステージに向けて半日の間、一緒に準備
これからも末永く友情が続くことを約束

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韓国歌手Rain(ピ)が2008年北京オリンピック閉会式で、ワン・リーホン（王力宏）と美しい友情を築き上げた。
Rainは24日、北京オリンピック閉会式のステージを前に約12時間、控え室で準備をしながら台湾の人気歌手ワン・リーホンと時間を共にした。ワン・リーホンはRainへ「ぜひ公演を観にきて」と自身のコンサートへ招待し、これに対してRainは「喜んで行きます」と応えた。また2人は互いの電話番号を交換し、これからも末永く友情が続くことを約束した。Rainはワン・リーホンと英語で会話を交わし、アジアのスターらしく音楽に関する見解を話し合ったりもした。

しかし2人の友情は昨日今日に生まれたものではない。Rainは2006年にワン・リーホンが発売した『完ぺきな呼吸』へ、イム・ジョンヒと共にフューチャリングで参加した縁がある。Rainはアジアツアーを通して“アジアのスター”として地位を築き、ワン・リーホンがモデルとして活動していた中華圏のペプシモデルを引き継いだ。ややもすると、互いをライバル視した“競争”という構図ができあがってもおかしくないが、互いの音楽性を共有しながら友情を深め、世界的な祭典であるオリンピック閉会式でひとつのステージへ上がった。

Rainとワン・リーホンが閉会式のステージへ立つという事実は、中国の媒体を通じて報道されてはいたが、当日は“007作戦”を彷彿とさせるような厳戒態勢だった。同行したマネージャーによると、リハーサル以外の時間はステージへ近づくのもやっとだったという。Rainとワン・リーホンは控え室にて約12時間を2人で過ごし、幸いにも普段から親しみやすい2人は友情を深めることができた。

Rainは閉会式への参加のために、国内でも極秘で準備をしてきた。10月に発売されるアルバムの制作のため、自身が作詞作曲で参加するなど忙しいスケジュールではあったが、全世界が融合するステージに自分も協力するのだという期待と共に、喜んで中国へ向かったという。