【ソウル聯合ニュース】「韓国に来て散歩をしていたら、誰かが近寄ってきて『imaseさんですか』と聞かれました。その時に人気を実感しました」――。日本の新鋭アーティスト、imaseが13日、ソウル市内で記者会見を行った。 imaseが昨年8月にリリースした「NIGHT DANCER」は、動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」や動画投稿サイト「ユーチューブ」、インスタグラムなどを通じて注目を集めた。 ゆったりとした心地よいメロディーと都会的な歌詞が特徴のこの曲は、男女が一晩を過ごす中で感じる不確かな感情を歌っている。地声と裏声を行き来する声と耳に残るメロディーは、1980年代のバブル時代に花開いたシティーポップを連想させる。 imaseは「運転しながら聞きやすい曲を作ってみようと思ってできた歌」と説明した。 また、「言葉の壁を越えてたくさんの韓国の方がこの歌を聞いてくださってとてもうれしいです」と喜び、チャート1位を目標にさらに頑張りたいと笑顔を見せた。 「NIGHT DANCER」はJ―POPとして初めて韓国最大の音楽配信サイト、メロンのチャート「トップ100」で17位にランクイン。TikTokだけでも12億回以上の再生回数を記録した。 同曲のダンスチャレンジ動画にはコメディアンのムン・セユン、人気グループのIVE(アイブ)やStray Kids(ストレイキッズ)、ATEEZ(エイティーズ)などが参加し、11万本以上の動画が投稿された。 imaseは、ショートコンテンツプラットフォームでは面白くなければ3秒で画面を切り替えられてしまい、その3秒以内に深い印象を残すために音楽やミュージックビデオにも神経を使っていると語った。 作詞・作曲を学び始めて1年後の2021年にシングル「Have a nice day」でデビューしたimaseは、友人がギターを買ったのを見て自分もギターを購入したことで自然とシンガーソングライターの道に進むことになったと説明した。 将来は、国境を越えて日本語が持つリズム感や良い感情を伝えられるアーティストになることが目標だという。 imaseはこの日、ソウルのムシンサガレージでショーケースを開催し、韓国のファンと交流する。 今後コラボレーションしたいK―POPアーティストについて尋ねると、ミュージシャンのBIG Naughtyを挙げ、「彼の音楽が大好きです。曲も格好いいし、とてもクールです」と語った。
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