木曽郡木曽町にある親水公園で行われた式典には故人の家族や友人、申ガク秀(シン・ガクス)駐日韓国大使、田中勝己町長らが参加した。
陳氏は14歳の時に日本に渡り、1957年から弦楽器の生産地として知られる同町でバイオリンづくりを始めた。1961年には東京へ拠点を移したが、町から名誉町民の称号が贈られた。
碑には陳氏の顔が刻まれ、近くに韓国の国花ムクゲが植えられた。
陳氏は1984年、アメリカバイオリン製作者協会から世界で5人しかいない「マスターメーカー」の称号を授与されるなど、「東洋のストラディバリ」と称される。日本のテレビドラマ「海峡を渡るバイオリン」のモデルにもなった。
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