軍の売店に並ぶたばこ(資料写真)=(聯合ニュース)
軍の売店に並ぶたばこ(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国軍の将兵の喫煙率が2018年に39.0%と、初めて40%を切った。国防部が14日までに、昨年11~12月に兵士3012人と幹部1055人に対し実施した聞き取り調査の結果をまとめた。

 将兵の喫煙率は2007年の50.7%から08年が49.7%、12年が43.8%、14年が40.4%と徐々に低下。16年は42.5%に上がったが、17年は41.4%と再び下がり、18年はさらに2.4ポイント下落となった。10年間で10.7ポイント下がったことになる。

 国防部は「将兵に免税たばこを提供する制度が09年に廃止されたほか、保健福祉部や韓国健康管理協会などと共に禁煙事業を推進した結果」と説明した。

 今後も「禁煙集中部隊」選定や禁煙治療などの取り組みを続けて喫煙率を下げ、20年には30%まで引き下げる目標だ。また、今年4月からは軍の全ての兵士に業務終了後の携帯電話使用が認められる予定で、これに合わせ禁煙を手助けするスマートフォンアプリも開発する計画だ。

 将兵の喫煙に関する昨年の調査によると、軍入隊後に喫煙を始めた人は喫煙者全体の6.6%だった。一方、喫煙者の45.1%は入隊後に禁煙を試みており、喫煙者のうち20.9%が禁煙に成功したことが分かった。たばこを吸う理由は「ストレス解消」(49.1%)と「習慣」(34.9%)が多い。


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