【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は18日、各国の駐韓大使らを青瓦台(大統領府)に招き、懇談会を開いた。会には韓国に大使が常駐している113カ国のうち、日程上参加できない2カ国を除いた111カ国の大使と、17の国際機関の代表など計202人が出席した。日本の対韓輸出規制強化などで韓日関係が冷え込む中、文大統領が日本の長嶺安政大使に対してどのように接するのかに注目が集まった。 長嶺氏は着物姿の夫人を伴って文大統領と夫人の金正淑(
キム・ジョンスク)氏にあいさつし、文大統領は笑みを浮かべて長嶺氏と握手を交わした。 2人は約2分20秒間、会話を交わした。主に文大統領が話しかけた。短時間ではあったが、文大統領が参加者と平均で約1分間、言葉を交わしたことを踏まえると、相対的にやや長かったといえる。韓日関係改善の必要性などについて言及したとみられる。 天皇が即位を国内外に宣言する「即位礼正殿の儀」に出席するため22~24日の日程で訪日する李洛淵(イ・ナクヨン)韓国首相が、安倍晋三首相との面会時に文大統領の親書を伝達するとみられており、文大統領がこれに関連して何らかの言及をした可能性もある。 一方、文大統領は懇談会の出席者に対し、韓国と北朝鮮による2032年夏季五輪共同開催が実現するよう協力を求めた。文大統領は20年東京五輪、22年北京冬季五輪と東アジアで連続して開催される五輪が成功するよう韓国は最善を尽くすとした上で、「(18年の)平昌五輪で高まった平和と和合の熱気が、32年のソウル・平壌五輪まで続くよう、皆さんの変わりない関心と支持をお願いする」と呼びかけた。
Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0