北朝鮮が2日に短距離弾道ミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体を発射しており、米軍が偵察活動によって新たな発射の動向を監視するとともに武力挑発に対する警告メッセージを送ったとの見方も出ている。
RC135Wは米空軍主力の通信傍受用偵察機で、ミサイル発射前に地上の計測機器が発するシグナルを捉え、弾頭の軌跡などを分析する装備を備えている。
北朝鮮が飛翔体を発射する前日の先月29日には、米海軍のP3C哨戒機が韓国上空を飛行した。
韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は2日午後、東部の元山付近から朝鮮半島東の東海上に短距離飛翔体2発を発射した。飛行距離は約240キロ、高度は約35キロだった。
軍当局はこれらの短距離飛翔体を「超大型放射砲(多連装ロケット砲)」と分析した。
北朝鮮は先月28日に元山一帯で陸海空軍の合同打撃訓練を実施し、2日の発射もこの訓練の延長線上で行われたものとみられる。
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