中国の統計には無症状者が含まれていない可能性が大きい(提供:news1)
中国の統計には無症状者が含まれていない可能性が大きい(提供:news1)
新型コロナウイルス感染症の発生地である中国では新規の感染者数が急激に減っているが、依然として中国政府の統計には懐疑的であるという指摘が出ている。

特に検査で陽性判定を受けた無症状の人たちが、中国政府の統計に含まれていないのではという疑問点があげられている。

米国の大手通信社によると、世界保健機構(WHO)の新型疾病チーム長は3日(現地時間)会見で「中国内の発病件数の中で1%が無症状者であるが、その内75%は結局症状が表れてしまっている」と語った。

これは、無症状患者たちを集計していない中国の地方当局が、公式統計に感染患者数を実際よりも少なく報告している可能性があることを示唆している。

この通信社はその証拠に、中国の経済メディアの報道内容をあげた。その内容は、先月25日に中国の黒龍江省で公式な統計に含まれていない104人の無症状感染者が発生した。この人たちは省内の公式な感染者数である480人に含まれていなかったのである。

またこの通信社は、中国政府が毎日発表している集計値には無症状者を公開することなく、これは本当に中国がウイルスを統制していると言えるのかという疑問を抱かせるものだと指摘している。

また、ウイルスの発生地である湖北省にだけ感染者と死者が偏って集中していることも問題視されている。

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