「K防疫」自慢の韓国、コロナ新規感染者「1日の300人台」が現実に…引き続き拡大すれば第3段階に格上げも

韓国政府が、この週末を国内「新型コロナウイルス」流行の最大のピークと見て、国民に防疫ルール遵守を重ねて要請した。防疫当局は、最近のソウル・ソンブク(城北)区サラン第一教会での集団感染事例が、光化門集会を通じて、全国へウイルスが拡大したものと捉えている。政府は19日から、首都圏全域に強化された「社会的距離を確保する第2段階」を実施している。

中央防疫対策本部によると21日、この日0時時点の「新型コロナウイルス」新規感染者は324人で、3月8日の367人以降、166日ぶりに最大規模を記録した。チェジュ(済州)を除く全国16の市や道で感染者が発生し、3月のテグ(大邱)新天地教会事態以後、最悪の状況に向かっている。

「新型コロナウイルス」の平均潜伏期間が5日から6日程度で、この週末が15日の光化門集会関連の潜伏期間が終わる時点と重なるため、当局は特に警戒している。また、週末が過ぎても感染拡大が維持される場合、社会的距離を確保する第3段階への格上げを検討する計画だ。