エスティローダー「東洋人には似合わないカラー」とメモ同封し物議… 公式謝罪へ＝韓国

米国の有名コスメブランド「エスティローダー（ESTEE LAUDER）」が”人種差別”で物議をかもしていることを受け、公式謝罪した。

　エスティローダー韓国支社は10日、公式SNSを通じて「顧客の皆さまへ心よりお詫び申し上げます」と明かした。

　この謝罪文でエスティローダー韓国支社は「私たちのブランドは先ごろ、オンライン上で商品を注文された一部顧客の方へマットパウダーファンデーションのカラーを（注文商品と）変えて配送し、非常に不適切なメッセージを同封しました。選択したものと異なるカラーの商品と該当メッセージを受け取った顧客の方へ心よりお詫び申し上げます」と明かした。また「社内教育の徹底に努める」とした。

　これを前に去る8日、ネット上にエスティローダーで買い物した顧客による投稿が物議に。あるネットユーザーによると、オンラインでエスティローダーの商品を注文した顧客に「東洋人には似合わないカラー」としてエスティローダー側が勝手にカラーを変えて商品を配送したという。

　購入者であるネットユーザーは「妹の誕生日プレゼントでファンデーションセットを注文し配送を頼んだところ、選択したものと異なる商品が届いた」とした上で、同封されたメモの写真を投稿。このメモには「オプションで選択されたシェルカラーのマットパウダーは東洋人に似合わない、好き嫌いの激しい特定カラー。直接カラーの確認ができないため、東洋人に最もよく似合うベストカラーを発送する」とし、「オプションの変更事項に満足できない場合は、返品を受け付ける」と書かれていた。これに、ネット上では「人種差別だ」との声が相次いだ。