日韓合同参謀議長、近いうちに対面…「長年の」葛藤は解けるか=韓国報道(画像提供:wowkorea)
日韓合同参謀議長、近いうちに対面…「長年の」葛藤は解けるか=韓国報道(画像提供:wowkorea)
韓国と日本の合同参謀議長が近いうちに対面する席が設けられるとみられる。これを契機に、両国の軍事当局間の「長年の」葛藤を解いていくことができるかが注目される。

日本のTBS放送・ニッポンTVなどによると、ジョン・アキリーノ米軍インド・太平洋司令官の指名就任に合わせて、今月中に米ハワイで開かれる日米韓軍首脳部会議に、ウォン・インチョル合同参謀本部議長と山崎幸二統合幕僚長が参加する予定だ。

先月23日の上院承認聴聞会を終えたアキリーノ司令官は、近いうちにインド・太平洋司令官に公式就任する。

インド・太平洋司令部は、米西海岸からインド西海岸に至るインド太平洋一帯を管轄する米軍最大統合戦闘司令部として隷下に在韓米軍と在日米軍などを置いている。

ウォン議長と山崎幕僚長はアキリーノ司令官との顔合わせを兼ねた今回の会議で、北朝鮮情勢をはじめとする域内安保や日米韓安保協力方案などを議論するものと予想される。

これと関連し、韓国国防部は先月米国のオースティン国防長官の訪韓時に開かれた米韓国防長官会談と米韓外交・国防長官(2 + 2)会議で、「日米韓安保協力の重要性についての認識を共有した」と明らかにした。

バイデン大統領が今年の就任以来、「北朝鮮・中国からの域内安保脅威に対応するため、日米韓の協力」を強調してきており、事実上、日韓関係の改善を求めていることについて、韓国側が応えたものである。

ここ数年間、日韓関係は「1965年の国交正常化以来最悪」といわれるほど悪化の一途をたどってきた。

韓国国防部当局者は「国防部はこれまでも『日米韓安保協力は、他の日韓間の懸案とは別に維持・強化されなければならない』という立場を堅持してきた」と述べた。

こうした中、アキリーノ司令官は23日の承認聴聞会で、「中国からの脅威に対応できる能力を備えなければならない」とし△域内ミサイル防衛システムの強化、△攻撃・防御の両方に活用できる極超音速兵器システム開発の重要性に言及しており、今回の会議で議論が行われるかも注目される。
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