菅義偉首相は、元徴用工・元慰安婦問題に対して「韓国側がまず、解決策を提示すべき」だという立場を改めて強調した。

今日(14日)日本経済新聞によると、前日 菅首相は 英コーンウォールで開催されたG7(先進7カ国)サミットを終えた後、同行している記者団に 先のように語った。

菅首相は、日米韓首脳会談開催について 韓国を念頭に置き「国と国との約束が守られない状況で、その(首脳会談をする)環境にはない」と語った。

また 元徴用工と元慰安婦問題がまだ解決されていないとして「韓国側の動きで日韓問題が厳しくなっている。韓国が方向性を示すべきだ」と強調した。

つづけて「ムン・ジェイン(文在寅)大統領が指導力を発揮して、問題をしっかり整理してほしい」と求めた。日韓問題に関して 日本が納得できるだけの解決策を(韓国側が)提示しないかぎり「日米韓3者会談はない」として、線を引いたのである。

菅首相は前日 G7サミットで、文大統領と対面することに大きな意味を置いていないというニュアンスの発言をした。菅首相は「(G7サミット期間中 文大統領が)あいさつをしに来たので、私も失礼のないよう あいさつした」と語った。つづけて「(文大統領は)バーベキュー(晩餐)の時も あいさつに来た」と付け加えた。

今月7日 ジェイク・サリバン米国家安保補佐官が「日米韓の対面は予定にはないが、あらゆる可能性は開かれている」と、日米韓3者首脳会談開催の可能性を言及したことで、その実現の可能性が注目されていた。

しかし 日韓首脳は12日 会議場で短いあいさつを交わし、同日の晩餐の場でも 1分ほどの対話をしただけであった。このことについて 文大統領はツイッターを通じて「菅首相との初対面は、日韓関係の新たな始まりとなる貴重な時間だった。ただ 会談へと繋がらなかったのは残念に思う」と伝えた。

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