「業務の空白だけは」…ファイザー製のワクチン接種後に死亡した20代郵便局集配員=韓国(画像提供:wowkorea)
「業務の空白だけは」…ファイザー製のワクチン接種後に死亡した20代郵便局集配員=韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルス感染症のワクチン2次接種後、体調不良を訴えていた20代の郵便局集配員が死亡したが、「死因不明」と推定され遺族たちが真実を明らかにすることを要求している。この中、彼が亡くなる前日まで体の不調を訴えても、業務の空白に対する責任感のせいで出勤をしていた事が伝えられ、やるせない気持ちを招いている。

17日国民日報によると、A氏(25)は去る7日にファイザー製のワクチン2次接種を受けた後、翌日に筋肉痛と体調不良の症状を訴えた。しかし接種の翌日が日曜日であり、一日休めば大丈夫だろうと考えタイレノールを服用したが、症状は良くならなかったという。

A氏の母親は、ワクチン休暇を使用することを進めたが、彼は「体調が良くない」としながらも拒否した。彼は「自分が抜けたら業務に空白ができるかもしれない。どうせしなきゃいけない仕事だから、してくる」と話し出勤したという。

A氏は9日の退勤後にも数回異常症状を訴え、母親と食事後の午後10時に寝室に入り、翌日午前5時頃、A氏を起こそうとやって来た母親により亡くなった状態で発見された。

解剖の結果、A氏の死亡原因は「死因不明」だった。現在追加死因調査の為、国立科学捜査研究院が組織検査を進めている。

しかし遺族たちは健康だったA氏が急に亡くなったことに対し、ワクチンとの因果関係を疑っている。

A氏の姉は、「弟は学生時代はずっとテコンドーを行い、師範として活動するほど健康だった」、「ワクチンによる死亡なのか、検査結果を待っているが、私たちはワクチン接種が弟を死亡させたと見るしかない」と主張した。加えて、「弟が普段から責任感が強い性格だったが、(出勤を)止められなかったことを後悔している」と話した。

A氏の義理の兄もまた、「政府を相手に駄々をこねるわけではなく、弟の死に対する非難の矢が郵便局に向かうことも望んでいない」とし、「家族が要求することはただ、健康だった青年の死に対する死因を明確に究明し、似た事例が起きないよう対策を立てて欲しいこと」と訴えた。

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