韓国サムスンのスマホが7~9月期にフィリピン市場で販売1位、中東・アフリカ市場でも善戦(画像提供:wowkorea)
韓国サムスンのスマホが7~9月期にフィリピン市場で販売1位、中東・アフリカ市場でも善戦(画像提供:wowkorea)
香港の調査会社カウンターポイントリサーチによるとサムスン電子は7~9月期、フィリピンのスマートフォン市場でシェア23%を占め1位となった。中国のリアルミー、vivo(ビーボ)、OPPO(オッポ)などの攻勢で4位となっていた前年同期に比べ、大幅に成長した。

サムスン電子がフィリピン市場で善戦した背景には、中・低価格モデル「ギャラクシーA」シリーズの影響が大きいと分析できる。同社はフィリピン市場で「ギャラクシーA12」「ギャラクシーA21」などを販売し、中国メーカーに対抗している。新興市場では中・低価格モデル戦略が奏功しているといえる。

サムスン電子に続く2位はシェア22%と僅差(きんさ)のリアルミーで、3位から5位まではビーボ(17%)、オッポ(15%)、シャオミ(13%)となった。

一方、中東・アフリカ市場においてサムスン電子は7~9月期、シェアを20.5%とし1位となった。前年同期比で2.6%下落したが、出荷量では直前の4~6月期に比べ8%成長した。

中東・アフリカ市場で、サムスン電子のスマートフォンの平均販売価格が上昇を続けているという点にも意義がある。同社製スマートフォンの平均価格は、2年前まで192ドル(USD)だった。しかしことし7~9月期は282ドルまで上昇している。同市場におけるサムスン電子の収益向上に期待できる。


Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 101