イスラエルの日刊紙“タイムズ・オブ・イスラエル”は「テルアビブにあるスーラスキー・メディカルセンターの研究チームが国際医学学術誌“ランセット”に掲載した論文によると、ガン患者に対する新型コロナワクチン接種効果は一般の人に比べてより早く弱まるが、ブースター接種が抗体数値を急速に回復させる」と29日(現地時間)報道した。
この研究陣は、3回目のワクチン接種のために接種センターを訪れた一般人とガン患者の血液サンプルを調査した結果、ガン患者の平均抗体濃度は24AU/mLで、健康な人の159AU/mLに比べ低い数値であった。
しかし3次接種から1か月後のガン患者の平均抗体濃度は、1887AU/mLまで急増したことがわかった。「健康な一般人の平均抗体濃度3370AU/mLには及ばなかったが、新型コロナの感染から十分保護を受けることのできるレベルだ」というのが、この研究陣の説明である。
この研究を主導した博士は「ガン患者が一般人に比べ抗体が早く減少するという既存の理論を裏付ける結果であるだけでなく、ブースター接種がガン患者たちを新型コロナの感染から保護するということを証明した」と語った。
また「抗体レベルを高く維持するためには、持続的なブースター接種が必要だという点が、今回の研究を通して証明された」とし「副反応の発生率も非常に低いため、4次接種の推進は適切な政策だと確信する」と付け加えた。
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