ソウル市民5人に1人が新型コロナウイルスに感染…累積200万人超=韓国

ソウル地域の新型コロナウイルス累積感染者数が200万人を突破し、パンデミック状態が続いている。ソウル市民5人中1人は新型コロナウイルスに感染した計算になる。ソウル市が今月中旬を流行の頂点と予想したが、勢いがなかなか衰えず病床不足の懸念などが出ている状況だ。

20日、同日午前0時基準でソウル地域の新型コロナウイルス新規感染者数は6万5,870人（19日発生）と集計された。これは歴代最大値を記録した17日(12万8,375人)より6万2,505人、前日(8万2,132人)よりは1万6,262人減っている。

この日の感染者数が減ったのは、週末および厳しい寒さの影響で新型コロナウイルスの検査者数が減った影響がある。19日の新型コロナウイルス検査者数は6万8,919人で、過去1週間の1日平均検査者数である10万9,575人より大幅に減少した。

ソウルの1日の感染者数は最近の1か月ではオミクロン変異ウイルスの拡散とともに毎週2倍ほどに急増している。先月23日、4万1,467人で新型コロナウイルス発病以来初の4万人台を突破、歴代最多規模を更新した。以後2～3万人台を維持して今月に入って2日、3日で再び4万人台に増えた。4日、5日には2日連続で5万人台を突破し最多記録を更新した。

検査件数が再び増え、前日には6万人台を超え、8日に7万人台、12日に8万人台を記録し、歴代最多記録を更新した。以後、週末などの影響で再び5～6万人台に減った感染者数は前日に8万人台を記録したのに続き、17日に初めて10万人台を超えて再び最多記録を塗り替えた。

急速な拡散に在宅治療者も急増し連日30万人台となっている。20日午前0時基準、ソウル地域在宅治療者は38万5,619人であり、16日(30万1,752人)に初の30万人台を記録して以降、5日間30万人台を記録している。累積在宅治療者は164万5,230人に達する。

一方、新型コロナウイルスの死亡者は最近24時間で44人が追加され、累積3,015人となった。この日午前0時基準でソウルの累積確定者数は204万2,110人となっている。