FTX USの創業者である、30歳のサム・バンクマン・フリードCEO(最高経営責任者)(画像提供:wowkorea)
FTX USの創業者である、30歳のサム・バンクマン・フリードCEO(最高経営責任者)(画像提供:wowkorea)
米ブルームバーグ通信は22日(現地時間)、「仮想通貨取引所の米FTX USが、韓国の同業ビッサム買収に向けた交渉を進めている」と、匿名の買収関係者の話を引用し伝えた。

ビッサムの関係者はこれに対し「説明できない」と話している。現時点では最終的な買収が確定するかについて、見守る必要がありそうだ。

FTX USがビッサムの買収に乗り出した背景を巡り、さまざまな分析が出ている。買収する側の立場としてみれば、仮想通貨取引所を買収するための機が熟したと判断したものと分析できる。昨今、暴落への不安から取引所での売買が以前より活発でなくなっているためだ。

また業界2位のビッサムを育成し、韓国内外の市場を拡大する戦略があったともみられる。ビッサムは海外でも注目度の高い取引所だ。米経済誌「フォーブス」が発表する「世界の仮想通貨取引所ランキング」では、13位となっている。

さらに買収説が多かったものの立ち消えてきたビッサムと、仮想通貨市場のホワイトナイト(買収防衛策)となっているFTX USの利害関係が合致したとの見方も提示された。韓国企業による買収説が下火になるなか、FTX USがそのすき間を狙い買収を進めているもようだ。

仮想資産専門家のチェ・ファイン”ブロックチェーン・エバンジェリスト”は「ビッサムは規模が大きくも小さくもなく、買収、育成するのに魅力的な企業だ」と話した。


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