【ソウル聯合ニュース】在日本大韓民国民団(民団)は10日、在日同胞青年のアイデンティティーを養いネットワーク構築を図るイベント「Korean Youth Travel 2022」を開催すると伝えた。 朝鮮半島にルーツを持つ18~35歳の100人を募集し、9月17~19日に長崎県を巡る。 参加者は在日同胞の歴史や同胞社会の懸案に関する講演を聞き、互いに交流を図る。また、長崎韓国人原爆犠牲者慰霊碑、平和記念公園、原爆資料館などを見学し、日本による植民地時代に朝鮮半島出身者が強制労働させられた炭坑のある軍艦島(端島)を見て回る。 植民地時代と第2次世界大戦当時の日本の加害の歴史を伝える施設「岡まさはる記念長崎平和資料館」にも足を運ぶ。同館は長崎市議会議員で日本の被害国に対する無責任な態度の告発に生涯をささげた故岡正治氏の遺志を継ぎ、1995年に市民によって設立された。 民団の関係者は「日本の各地に住む在日同胞の青年たちに自身のルーツを正しく認識し、韓日間のつらい歴史とこれを克服するためにどういった努力が必要なのかを学んでほしい」とイベントの趣旨を紹介している。イベントの詳細は民団のホームページ(www.mindan.org)参照。
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